トップページ ＞ 特定調停のメリット、デメリット

特定調停をおこなったからといって安心できないのが特定調停の特徴であり、返済期間内にきちんと双方が合意した金額を月々支払わないと給料や財産の差し押さえが可能となっているので、気を抜けないシステムとなっています。大きなメリットは弁護士に依頼する必要はあまりありませんので、費用がかからず、交渉は調停委員会がおこなってくれるので、相手方と直接交渉するのが不安なかたも安心ですが、デメリットももちろん存在します。

 

ブラックリストに載ってしまうので、高額な買い物をする際にローンを組むことができなくなり、現金で購入するしかありません。強硬な債権者がいる場合は強制力がないので、交渉がまとまらないケースもあるので、絶対に支払い金額や支払い期限がご自身の希望するものになる訳ではありません。また、調停委員会が主導で交渉をおこなうので、相手方の意見よりの決定をする場合があるので、過度な期待を持つのは危険です。これから特定調停をおこなおうと考えているかたはメリット、デメリットを理解し、後の生活に本当に良いかどうかをきちんと検討する必要があります。心配なかたは専門家である弁護士のかたに相談するのが一番望ましいと言えます。